先日、小生の職場に、不審な電話が掛かってきました。
「《社名》さんですか?」
「《テキトーな個人名》さんいらっしゃいますか?」
と、ビジネスにありがちな切り出しです。
幸いにも、小生の勤め先は組織が大きく、個人名だけでは特定できないので、
「どの部署の《個人名》にお掛けですか?」と訊き返したら、
途端に“しどろもどろ”になり、声も小さくなりました。
よく聞こえないので、「え゛?」と促すと、
「その『え゛?』という言い方は失礼でしょう!腹が立つんですけどね!」
と、有り得ないところに噛み付いてきました。
もはや、ビジネスの電話でないことは明白です。
ここで謝罪を一言でも述べようものなら、「じゃあ誠意を見せろ!」と、
無茶な要求をしてくるでしょう。
敢えて何も言わないでいると、「黙ってちゃ判らんでしょうが!」と捲し立ててきます。
ここまで責められると、電話を切ってしまいたくなる人もいらっしゃるでしょうが、
得策ではありません。
再び電話を掛けてきて、「勝手に切るなんて失礼でしょうが!」→「誠意を見せろ!」
と、脅迫の威力を増すだけです。
小生は落ち着いて、「貴方の目的が解りません。」と突き放しました。
すると、「アンタは誰なんですか?」と、的外れなことを言い出しました。
勿論、答える義務はありません。
そもそも、電話を掛けたほうが「アンタ誰?」と訊くのが、おかしな論理です。
これにより、最初に出てきた個人名が、テキトーであったことが判明しました。
うっかり名乗ってしまえば、社名と実在する個人名の関与を教えることになり、
「此間アイツに失礼な扱いを受けた。」と、また電話を掛けてくるでしょう。
よって、「教えられません。」と答えたら、悪態と共に電話は切れました。
《傾向と対策》
相手はこちらのことを何も知りませんから、会話の中から探り出そうとします。
そして弱味を見付けたら、徹底的に攻撃し、優位を確保し、要求を通そうとします。
よって、正体の判らない相手には、何も言わなくて良いのです。
顔が見えず、手も出せない状況においては、対等ですから。
《考察》
何故、こんなことが起こるのでしょうか?
これは、人類が創り上げた「因果」です。
「誰か」に「何か」を任せていれば、「何となく」生きて行けてしまうような
文化を構築した挙句、いつも誰かの言いなりになる奴が増え、
それを利用するように、虚仮威しで他人を屈服させる輩も増えたのです。
これを防ぐには、少々難しいですが、生き様に“筋”を通すしかありません。
何事においても、自分なりの目標を設定できる者には、誰も迂闊に口出しなどしません。
《確立した持論》
筋を通さない奴に、情けは無用。
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