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2008年1月 2日 (水)

原子力発電所業務経験者の見解

《なんで屋(関西)様/原子力発電の推進》
《『自然の摂理から環境を考える』様/基礎からの原子力》
《『るいネット』様/原発が安全って本当?》

小生、原子力発電所の深部にまで立ち入る仕事をしていた経験が
ありますので、その立場からの見解を述べさせて頂きますと・・・、

人類は、原子力を制御する英知は充分にあります。
特に日本人は、精密な作業に向いている人種です。
しかし、電力会社とて営利企業なので、
発電所の運営に掛かる経費は、なるべく低く抑えたいと考えています。

過去の記事でも述べましたが、
企業は、経費を削減したい場合、真っ先に人件費に着手します。
それは既に、安全,衛生面を脅かしかねない領域にまで迫っています。
つまり、原子力発電所の安全性は、
景気の動向に左右されると言っても過言ではありません。

また「原子力は発電時にCO2を発生しない」と謳われていますが、
発電以外の過程においては、凄まじい量のゴミを排出しています。

例えば定期検査の際には、様々な道具,工具,消耗品を使いますが、
これらは放射能によって汚染されることを前提としているので、
多くの物品は一回きりで捨ててしまいます。

数十年も経過すると、発電所の主要な構造物が寿命を迎えます。
現在のところ、これらは丸ごと交換するしか方法が無く、
放射能を帯びた巨大なスクラップは、
放射線を遮断する巨大な部屋の中に閉じ込めて、
半減期を待つしかありません。

これほどの派手な“使い捨て”をしていては、
原子力発電が環境に優しいとは言い切れません。

水力,風力,太陽光など、
自然の力を利用した発電法に期待を寄せたいところですが、
これらの発電能力は、原子力に遠く及びません。
営利企業としては、そんな採算の悪い仕事には手を出さないでしょう。

エネルギーの問題は、提供者に意識改革して頂くことも重要ですが、
我々消費者も、無駄遣いをしないように心掛けるべきでしょう。
そのほうが、ずっとお金も手間も掛かりませんから・・・。

《『虹色オリハルコン』様/キネシオロジーと温暖化

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