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映画・テレビ

2008年9月19日 (金)

NHKスペシャル9月14日,15日放送『戦場 心の傷』

14日放送《兵士はどう戦わされてきたか》

兵士が、戦うための“道具”に仕立て上げられる
過程がよく解りました。

映画の脚本なら「殺人マシーン」という呼称が格好良く響きますが、
現実はそんな単純ではなく、もっと悲惨なようです。

元の“人間”に戻る訓練など施してもらえるはずもなく、
PTSDと診断されて、終わりです。
自分が病気だと判っても、何の救いにもなりません。

戦争は、人の身体だけでなく、精神までも破壊します。
それが国家に不利益であることを、指導者たちは知るべきです。

15日放送《ママはイラクへ行った》

兵士の不足に苛まれた国家は、安定した生活を望む女性の心理を、
「高収入を保証」という言葉で、巧みに利用しているようです。

戦場から戻った母親たちは、
女性にとって大切な「慈愛の心」を失っていました。

いくらお金を積んでも、元に戻らないものがあることを、
指導者たちは知るべきです。

《総評》

戦争をしたい人と、戦場に駆り出される人の心情は明らかに違います。
しかし、戦争に負けたことの無い国は、
常に勝ち続けなければ、体裁を保てないのでしょう。
そしていつしか、無理にでも“敵”を作り出すようになります。

力による抑圧は、必ずそれを上回る力によって覆されることを、
指導者たちは知るべきです。

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2008年9月17日 (水)

テレビ朝日9月14日放送『素敵な宇宙船地球号』

小生が尊敬して止まない写真家、
ヤン・アルテュス・ベルトラン氏が主役でした。

ベルトラン氏にとっては、日本も興味深い撮影対象のようですが、
「消費大国」として紹介されていることが、
いささか残念であり、恥ずかしくもあります。

彼は渋谷の街を見て、
「どこを向いても広告ばかりで、何も得るものが無い。」
「ここに集まる人々は、仲間が大勢いるから安心するのだろう。」
と感想を述べました。

小生も大いに同感です。
都会の喧騒を「居心地が良い」と感じる人の思考が理解できません。

一方彼は、日本の文化に深く理解を示しています。
築地市場で、マグロの乱獲について意見交換した際、
「欧米の獲り方のほうが酷い」と反論してきた相手とも、
笑顔で握手をして別れました。

このように、意に沿わない結果でも「貴重な情報」として
受け容れる寛容さは、是非見習いたいと思います。

過去の記事でも述べましたが、ベルトラン氏の撮影対象は
常に変化しており、いつかは無くなってしまうものです。

番組内でも「地球の今と未来は全く違う。
その変化を理解しなければ、人類は大変な目に遭うだろう。」
とコメントを残しています。

ベルトラン氏が監督を務める『HOME』と題された映画が、
2009年6月に、世界同時無料公開される予定です。
一人でも多くの人がこれを観て、
“変化”を理解してくれることに期待しています。

2008年8月23日 (土)

映画『攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL』

知人の影響で、原作の漫画は15年以上も前に読んでいました。
映画化されたのは、原作から約4年後でしたが、
国内での評価は、あまり芳しくなかったようです。

小生も、当時は高価だったDVDに手を出すこともなく、
シンガポールで遭遇した違法ビデオCDにも惑わされず、
先日テレビで放送されたものを、ようやく観賞しました。

10年以上も前のフィクションが、現在のこと、
そして未来への変遷まで予言しているようで、戦慄しました。

中でも、特に気に掛かった台詞があります。

「同じ規格品で構成されたシステムは、
どこかに致命的な欠陥を持つことになる。」
「組織も人も、特殊化の果てにあるのは、緩やかな死。」

小生はこれを、
「合理性を追求するあまり、個性を排除してゆくと、
柔軟性を失い、体制が脆弱になり、いつか崩壊する。」
と解釈します。

これは、あらゆる事象に当て嵌まるのではないでしょうか?

2008年7月28日 (月)

日本テレビ7月21日放送『トヨタECOスペシャル 炭素大循環の謎を追え! 地球一億年の大紀行』

地球温暖化の懸念のうち、二酸化炭素の循環に特化した内容でしたが、
タレント達が「大紀行」している印象が強く、
「炭素大循環」の知識を得るには、少々物足りなく感じました。

随所に散りばめられた情報を集約してみますと・・・

・約一億年前、恐竜が地上を闊歩していた頃、
 激しい火山活動により、空気中の二酸化炭素濃度は
 現在の約10倍あり、気温も5℃~10℃高かった。

・空気中の二酸化炭素は、海中の植物プランクトンが吸収し、
 それなりに循環していた。

・プランクトンの死骸が海底に沈み、地殻変動に巻き込まれて、
 強い圧力と地熱によって石油になった。

つまり、石油を掘り尽くして、燃やしてしまうと、
一億年前のように、二酸化炭素の濃度は現在の10倍になり、
気温は5℃~10℃上昇する・・・と考えられなくもありません。

恐竜ならともかく、このような環境で、
人類が生存できるのかどうかが案じられます。

番組の終盤では「CO2地中貯留プロジェクト」が紹介されていました。
小生は、これが有望な解決策だとは思えません。
炭素を「地球に還す」という表現にも疑問を感じますし、
まさか、これが石油になることは期待できないでしょう。

このような施設を建造し、稼働させるためには、
莫大なエネルギーを消費するはずです。
それよりも、消費活動を抑えるほうが先決でしょう。

2008年7月10日 (木)

テレビ朝日7月5日放送『地球危機2008』

「地球危機」と題しておきながら、
冒頭で「人類の危機である」と宣言されたことには、
少々面食らいましたが、
現実に、人類は自らを危機に陥れようとしており、
そんな人間のエゴイズムを、浮き彫りにした内容でした。

しかし、それは些か度を過ぎ、扇情の意図・・・
特に、環境問題に消極的なあの大国に対する憎悪を
煽り立てる演出があったようにも感じます。

出演者である環境考古学者殿の論によると、
人類史上、数多の文明が発展し、そして滅亡してきました。
“短命”だったものは、無計画に資源を食い潰した挙句、
移住を余儀なくされたり、疫病を発生させたり、
気象災害に見舞われるなどして滅びました。

そして、このようなカタストロフが起こらなければ、
地球環境の劇的な変化は望めないそうです。

人類はまた、同じ歴史を刻もうとしているのでしょうか?

2008年6月23日 (月)

環境問題TVCMに関する懸念

昨今、環境問題を題材に取り上げたテレビ番組が増えています。
偽善者の小生としては、喜ばしい限りですが、
それに挿入されるコマーシャルには、
首を傾げたくなるような内容のものがあります。

特に顕著なのは、家電と自動車です。
省エネルギーであることを誇張するのは、大いに結構ですが、
今すぐ買い替えたほうが得であるかのように扇情することは、
語弊があると言わざるを得ません。

性能が飛躍的に向上するような技術革新があったわけではなく、
人間の手間を省くよう、ソフトウェアが発達しているに過ぎません。

このような機械をむやみに買い替えても、粗大ゴミを増やすだけです。
現在所有している機体の使い方を工夫し、
天寿を全うさせるほうが、よほど環境に優しいと言えましょう。

つまり、人間が手間を惜しまなければ、
お金を掛けず、特別に何かを消費することなく、
地球環境を改善できるのです。

2008年6月21日 (土)

テレビ朝日6月8日放送『素敵な宇宙船地球号』

熊本県水俣市の、水俣湾の環境回復についての話題でした。

水俣病については、小学校の社会科の授業で知りました。
資料として、写真や映像も多数閲覧したので、印象に残っています。

水俣湾は、先の記事で述べたチェルノブイリと同様、
驚異的な生命力で回復していました。

特に注目すべきなのは、海中に棲息する細菌が、
有毒なメチル水銀を、毒性の低い純粋な金属水銀と
メタンガスに分解する能力を身に付けていたことです。

人間は、この細菌たちのような飛躍的な進化はできません。
それどころか、壊すことのほうが圧倒的に多いのに、
“万物の霊長”を気取っていることが、非常に恥ずかしく感じます。

水俣病の一件で、水銀が有害物質であることが広く認知されましたが、
その代償はあまりにも大きすぎました。

現在も、危険性の有無が検証できていないまま、
使われ続けている化学物質や、科学技術が多数あります。

同じような失敗を繰り返していると、
人間の存在が「有害」として認識され、
浄化されてしまうかも知れません。

2008年6月15日 (日)

NHK/6月6日~8日放送『SAVE THE FUTURE』

6/7《科学者ライブ》

地球温暖化に対して、否定的な意見があることを考慮してか、
図やグラフを用いて、解り易く説明していました。
そこには、小生が今まで知り得なかった事実もありました。

・地球の気温は、太古から広範囲で変動していた。
 気温と二酸化炭素の濃度は、ほぼ比例していたが、
 人類が化石燃料を使うことによって、それは狂い始めた。

・温暖化が進行すると、地球上における水の配分が極端化する。
 乾燥した地域は干ばつに見舞われ、
 雨の多い地域は豪雨に見舞われる。
 尚、台風やハリケーンは個数が増えるのではなく、
 個体の勢力が増し、凶暴化する。

・植物は、自身の保水の為に、光合成活動を鈍らせることがある。
 つまり、二酸化炭素を吸収しなくなる。

6/7《日本のこれから》および6/8《日曜討論》

いずれの論議も、残念ながら“堂々巡り”を
している感が否めませんでした。

国家,個人を問わず、潜在的に
「対策が必要なことは認めるが、 下手に手出し,
 口出しすると、責任を問われかねない。」
という思念があるようです。

〈議題:環境税の導入について〉

 効果はあるのでしょうが、適切な手段とは思えません。
 そもそも、従来の税金が倫理的に正しく使われていたら、
 新たに、このような名目を設けることは不要です。
 面倒な事は全てカネでカタを付けようとする、
 浅はかな思惑の具現化であると言えましょう。

〈議題:温室効果ガス排出量取引について〉

 企業等に対して排出限度枠を設けると、
 削減などそっちのけで、排出量の獲得に奔走するでしょう。
 そうやって削減した気になって、実際の排出量は増えていた・・・
 という結末が想像されます。

小生は、気付いた者が、できることから始めれば良いと思います。
そして、それを他者に誇示しないことです。
誇示しなければ、責任を問われることもありません。

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2008年6月10日 (火)

日本テレビ6月5日放送『世界のエコファイター/地球を救う100の知恵』

題名からは、些か軽薄な印象を受けずにはいられませんが・・・、

特筆すべきは、アメリカのテレビ番組
『LIFE AFTER PEOPLE/人類消滅後の世界』を紹介していたことです。
これは、17人の科学者たちが、それぞれの得意分野の知識を持ち寄り、
人類が突然いなくなった後の地球の変化を、
一万年後まで検証したものです。

検証データとして、チェルノブイリ地方の変移が、
大いに参考になったようです。
“例の事故”から20年経過した現在、人間が立ち入らなくなった
この土地は、驚異的な速さで回復しています。

自然の力が、人知の及ばぬ尊大なものであることを知り、
同時に、大切なものを失ってからようやく気付く、
人間の愚かさを痛感しました。

結論としては、地球が本来の姿を取り戻す最速の手段は、
人類が絶滅することのようです。

悪い予感が的中してしまったようで、複雑な心境でしたが、
出演者の茂木健一郎氏が、番組の終末に述べた見解に救われました。

「自然のまま手を付けない場所を増やし、
 自然は回復するということを学べば、
 人間はもうちょっと地球にいても良い。」

人間が自然を敬い、理解を深めるべく努力すれば、
地球はもう少しの間、生存の猶予をくれるかも知れません。

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2008年6月 7日 (土)

TVCMエキストラ(改1)

私事で恐縮ですが・・・、
小生がエキストラとして参加した栄養ドリンク『リゲイン』
テレビコマーシャルが、6月7日より放送されています。

初回放送は5月1日でしたが、
これは、連休期間の限定運用だったようです。

小生は、主役の俳優殿と似たような色のスーツを着て、
隅のほうに映っております・・・が、
完成した作品を見ると、出番は約1秒間でした・・・。

お目に掛かる機会がございましたら、
開始直後の1秒間に注目して頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

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2008年6月 6日 (金)

テレビ朝日5月31日放送『空から見た地球。』

小生が注目している写真家、
ヤン・アルテュス・ベルトラン氏が撮影した場所を、
上空と地上の双方から取材し、紹介していました。

ベルトラン氏の作品は、大きく二種類に分類できます。
人工の建造物が、空から見ると偶然、幾何学模様になっているものと、
自然の地形が、奇跡的に何らかの図形を象っているものです。

砂漠に無理やり作られた小麦畑も、撮影対象として
興味深い形状であることは、何とも言えない、皮肉なことです。

ベルトラン氏が撮影した対象は、いずれも時を経るごとに変化し、
いつかは無くなってしまうものです。

彼に少しでも長く、そして快く撮影活動を続けてもらう為に、
地球に悪い変化をさせない努力が必要だと感じました。

2008年5月31日 (土)

NHKスペシャル5月25日,26日放送『北極大変動』

地球温暖化の懸念のうち、北極の異変に特化した内容でした。

北極海の氷は、加速的に減少しているようで、
極点においては、30年前は厚さ4m以上もあったものが、
現在では、僅か70cmになってしまっていると知り、驚愕しました。

そして、その氷が減少することによって、絶滅の危機に晒されている
ホッキョクグマの境遇を目の当たりにし、打ちひしがれました。

二日目は、北極海の海底に眠っていると推定される、
天然資源の開発事業に携わる人々の話題でした。

彼等は、自分たちの仕事に誇りを持っているようです。
同じNHKの番組『プロ・・・』なら、多少の感動もあったでしょうが、
昨日のホッキョクグマの無残な姿を見た後では、空しくなるだけです。

海底の地形を調査した結果、とある国家の領海として有利になったようです。
極点の海底に国旗を立てて、歓喜している様子を見ると、
良からぬ感情が沸き起こってきます・・・が、
これはきっと、製作側の演出に誘導されているのでしょう。

他者の成功を妬むより、自分にできることを考えて、
実行しようと決意しました。

数百年後、北極海の資源が掘り尽くされ
生き物もいなくなった“死の海”になっていないことを祈ります。

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2008年5月16日 (金)

娯楽系マスメディアの希薄化に関する懸念

《『週刊!尾花広報部長』様/最近の疑問》
尾花様の疑問は、ご尤もであるかと存じ上げます。

昨今、映画然り、テレビ然り、音楽然り、娯楽系のマスメディアにおいて、
過去に高い評価を得た作品の「焼き直し」や「使い回し」が散見されます。

あくまでも邪推ですが・・・、
これらの事象は、制作側の経済的苦境が露呈しているものと思われます。
“冒険”をした結果が“ハズレ”となることを恐れるあまり、
より堅実な手法を選ぶようになってしまったのでしょう。

しかし、費用を節約しすぎた挙句、作品の完成度が著しく低く、
「過去の栄華」を台無しにしてしまう事例も、稀に見掛けます。

諸悪の根源が、経済の滞塞であることは、想像に難くありません。
きっと他の業種でも、同様の事態が起こっていることでしょう。

とある有識者の受け売りですが・・・、
このような窮状においては、保身は賢明ではありません。
数学的に表現すれば、ゼロからマイナスの間を行き来しながら、
無為に消耗しているだけです。

これをプラスに転じるためには、
発想を転換し、独創性を発揮しなければなりません。
現に、成功した企業が幾つかあり、
ニュースやドキュメンタリーで紹介されています。

費用と成果の皮算用などに固執せず、
柔軟に考えれば、画期的な方法が見つかるはずです。

小生も、本業および副業において、
独創性を発揮すべく、日々思索,考究しております。

2008年4月11日 (金)

TBS/4月2日放送『いのちの地球【警告】今そこにある50の危機』

非常に長時間の番組でしたが、そのぶん、
今まで触れられなかった懸案も取り上げており、
非常に興味深い内容でした。

北極の氷が加速的に減少していることは、既に広く知られていますが、
北極海に面した国々は、どうやらそれを歓迎しているようです。

氷が無くなることによって、船舶の航行と
天然資源の採掘が容易になることに期待して、
虎視眈々と狙っているのです。

ある国は、海底に国旗を立てて得意気になり、
ある国は、軍事基地を建設する意向を表明しました。

彼等の利権意識が干渉することは、想像に難くありません。

野生の動物ならば、“取り合い”が起これば、
必然的に、命掛けで闘うことになりますが・・・、

これに係る人々の知性が、動物達より劣っていないことを祈るばかりです。

かたや欧州では、複数の国家が躍起になって、
温室効果ガスの排出権取引を、ビジネスとして確立しようとしています。

番組内では、これの是非は明言されませんでしたが、
小生は好ましく思いません。

地球上に、どれほどの温室効果ガスがあって良いかなど、
人間が決めて良いことではありません。

排出してしまった廃棄物の処理云々よりも、
人類全体が無駄な消費活動を抑えれば、数多の環境問題が解決します。

・・・が、利権確保に奔走している人達は、
そんなことに気付く由もないのでしょうね・・・。

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2008年3月26日 (水)

日本テレビ3月17日,18日放送『東京大空襲』

前置きに「史実を元にしたフィクション」とありますが、
それは、「現実よりもまだ易しい」という意味ですね。
完璧に再現すると、公共の電波では放送出来ないような、
凄惨な映像になってしまうでしょう。

先の3月10日にTBSで放送された、同名のドキュメンタリーでは、
その凄惨さを垣間見ることができます。

もはや使い古された表現ですが、
戦争は壊すばかりで、何も生み出しません。
たとえ国家に利益をもたらしても、
国内外の随所に“歪み”を蓄積させます。

「争いを一刻も早く終結させるため」などという大義を掲げて、
武力を行使する論理がありますが、それは虚栄です。
誰もが納得して収まるはずもなく、新たな紛争の要因を増やすだけです。

小生が好んで鑑賞する、シュルレアリスムの絵画は、
第一次世界大戦中の芸術運動「ダダイスム」を起源としています。
これは、大戦の背景にあった世情の合理主義を批判し、
敢えて無意味なものを、芸術作品で表現するという行為です。

つまり戦争とは、合理性を追及するあまり、
思考力の柔軟性を欠き、精神的な余裕を失った果ての
愚行と言えるでしょう。

人間は、慣れて,忘れて,怠ける生き物ですから、
放っておくと、その傾向は強まります。
よって、このような映像作品を通じて、
戦争の悲惨さを語り継がなければなりません。

そして観る側の個人も、
そのような希少な情報から何かを感じ,考え,
行動する感性を身に付けておくべきでしょう。

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2008年3月17日 (月)

TBS/3月1日放送『地球46億年冒険の旅-アース・オデッセイ-地球とは何だ?』

非常に興味深い内容で、貴重な知識が得られました。
気になったことを、以下に列挙してみます。

・地球が球体として形成されて間もなく、双子の惑星と衝突した。
 これにより若干の質量を吸収し、水や大気を引き付ける為の、
 絶妙な引力を発揮できるようになった。

・地球と太陽の距離関係においてのみ、水が液体で存在できる。
 火星では凍ってしまい、金星では蒸発する。

・海流は表面だけでなく、深海にも及んでいる。
 これは約1000年をかけて地球を一周しており、
 生物の存続に重大な影響を与える。
 もし北極海の氷が溶けると、この海流は乱れる。

・かつて大陸は一つであり、様々な経緯を経て現状に至っている。
 今も常に変動しており、人類が居住する大陸も、
 いずれは分断されてしまう。
 近年アフリカで、巨大な地割れが発見された。

・過去に地球全体が、厚さ3000mもの氷で覆われてしまった時期がある。
 突然の火山の噴火によって噴出した二酸化炭素が、
 温室効果をもたらし、その氷を溶かした。

・恐竜の時代は一億年以上続いたが、
 一個の巨大な隕石の飛来によって絶滅したと考えられている。
 そもそも隕石は、地球の周囲に無数に飛び交っており、
 巨大な個体が再び地球に落ちてくる確率は、決して低くない。

番組の出演者達は、皆それぞれ、
「地球上の生き物は、奇跡的な環境で生かされている。」
「地球の偉大さに比べて、人間の存在は微小である。」
という旨の感想を述べていますが、
残念ながら、人類全体の志向としては、
その“奇跡”を蔑ろにしている・・・と言わざるを得ません。

人類の愚行によって、直ちに地球が壊滅することは無さそうですが、
異常な気候の変化を誘発するなどして、
“自滅”することは容易に想像できます。

人類は、高度な知能を持っているのだから、
それの使い方を間違わなければ、
恐竜よりは“長生き”できるはずだと思うのですが・・・。

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2008年1月 7日 (月)

テレビ朝日1月4日放送『地球危機2008』

海に沈む小島,消えてゆく氷河,焼かれる森,氷の無い北極海,
干上がった湖,観光地になってしまったガラパゴス諸島,
ローマ帝国の滅亡・・・
いずれも衝撃的な内容でした。

環境問題については、賛否両論が乱立しており、
果てには陰謀説まで飛び出していますが、
いずれも主観が歪んでいるように感じます。

口出しはしたいが、責任を負いたくないので、
他に悪者を仕立て上げようとして、議論を摩り替えている・・・
と勘繰るのは、出過ぎたマネでしょうか?

人間の所業によって、直ちに地球が滅びることは無さそうですが、
それを逆に言い換えれば、地球にとっての些細な変化は、
人類に多大な影響を与えることになります。

我々は、奇跡的に生かされていることを思い知るべきです。

番組内の解説によると、野生の生き物は、
居住環境が変化したら、新天地を求めて移動します。
それが適わなければ、身体を環境に適合させるべく進化します。
人類も、特に精神面において、
進化すべき時期が訪れているのかも知れません。

僭越ながら、小生と同じ事に気付いていらっしゃる方々に、
トラックバックさせて頂きました。

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