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映画・テレビ

2009年10月30日 (金)

NHKスペシャル10月11日放送『原発解体』

見解としては、過去の記事で述べた通りですが、
結局は、全て「お金」の問題であることに失望しました。

多くの人命に関わるような、取扱いに慎重を要する問題ですら、
人間は“天秤”にかけてしまうのです。

建設するときは、都合の良い言葉ばかりを並べ立てながらも、
どうにも処理できない廃棄物が出ることは解っていたはずです。
「このような事態は想定していなかった。」とは、所詮言い訳であり、
不利益なことを考えようとしなかっただけです。

これは何度でも言いたいことですが、
原子力発電が二酸化炭素を排出しないのは、発電工程においてのみです。
その他の運用面においては、凄まじい量のゴミを排出しています。

まるで、お酒や煙草のような嗜好品・・・或いは、麻薬中毒のように、
その効果だけを貪欲に追い求めているように感じます。

原子力とは、人類にとって「過ぎた道具」だったのでしょうか?
ウランなど、掘り当てるべきではなかったのでしょうか?

しかし、使い始めてしまった以上は、
それを抑制できるように“進化”しなければなりません。
できなければ、緩やかに滅びてゆくだけです。

2009年9月25日 (金)

NHKドラマスペシャル『白洲次郎/最終回:ラスプーチンの涙』

最終回も、興味深く拝見しました。

白洲殿は一見、粗暴な性格のようですが、
実はとても柔軟な思考力を備えていて、
それを自身で意識することなく、使いこなしていたように見受けます。

しかし、そのような性格であるが故に、
面倒事ばかりを押し付けられてしまったのでしょう。

アメリカ側からは、無理難題を突き付けられ、
日本側に戻れば、非難の言葉を浴びせられ・・・、
いわゆる“板挟み”の状態で、筋を通すことは容易ではなかったでしょう。

印象に残った台詞を以下に挙げてみます。
これはあくまでも演出であり、
本人が言ったかどうかは定かではありませんが・・・。

「俺は何者でもない・・・生まれる時も、死ぬときも。」

「俺は百姓の天才でも、政治の天才でもないが、
 自分にもできることがあると信じた。」

「俺は、俺自身の良心 -プリンシプル- に従って生きる。
 俺の幼稚な良心に逆らう者は、皆吹っ飛ばしてやる。」

「格好良い」ということは、格好悪いことも黙って引き受け、
何食わぬ顔で過ごしてしまうことなのでしょう。
小生も、大いに見習ってゆきたいと思います。

2009年8月26日 (水)

NHKスペシャル『日本海軍400時間の証言』

よくぞ、これほどの記録を残しておいてくれたものだと、感心しました。
しかし同時に、その他の公文書を処分してしまった卑劣ぶりに、
幻滅もしております。

戦争を始める理由が、実に“くだらない”ことであると理解しました。

極少数の意固地な人物が、既得権益に執着し、
有力者の威を借りながら、陳腐なプライドを振り回す・・・。

残念ながら、人類は戦争を訓戒とはしていないようで、
現代の社会にも、これに酷似する事例が散見されます。
特に「やましき沈黙」については、
官民を問わず、数多の組織に蔓延しており、
組織の規模に比例して、その傾向が強くなるようです。

大きな樹木ほど、果実が腐っていることに気付きにくい・・・
ということでしょうか・・・。

小生の身近にある、極めて大きな組織においては、
「出る杭」タイプに対し、それを打ちたがる者が100倍程居ます。
こうなると、個人には抗う術がありません。

このような組織に希望はありません。早々に見切りをつけて、
“腐らされる”前に離脱するほうが賢明でしょう。
それが必ずしも「敗北」を意味するとは限りません。

2009年8月11日 (火)

ドキュメンタリー映画『HOME-空から見た地球-』

写真を見た限りでは「美しい」という感想しかありませんでしたが、
映像となり、ナレーションが加わると、それは異変の結果・・・
或いは現在も進行中であり、
ベルトラン氏が伝えようとしていることへの理解が深まりました。

「種の連鎖において、木はその頂点にある。」
「全ての生命は、水に空気、土や草木と連鎖して、魔法のように目の前に広がっている。」
「木は、地球の生物の4分の3の住処となる。全ての命といっても過言ではない。」

植物とは、非常に完成度の高い生命体であり、
自力で植生域を拡大する能力の高さを考慮すれば、
事実上、地球の支配者と呼んでも差し支えないでしょう。

「40億年分の地球の財産を、人は存分に享受する。」
「人間はたった20万年で地表を変えた。」

つまり、資源が蓄積された期間と比べれば、
人間はそれを、一瞬とも呼べる速さで食い潰しています。

「農業の発明が、人と自然の関係を変えた。」
「化石燃料の発見が、とてつもない変化を地球にもたらした。」
「1950年以来、人は地球を根本から変えてしまった。」

人間と植物は、炭素を循環させる作業において、対局に位置しています。
しかし今や、そのバランスは大きく崩れ、
人類は、自ら絶滅へと向かう環境を造り出しています。
そうなれば植物は、またゆっくりと炭素を地中に蓄積してゆくでしょう。

「より速く/Faster than faster」
「期待と幻想は私たちの必要を超え、欲望と無駄遣いで膨れ上がる。」

地球の生誕以来、生物の生存に適した環境など、
奇跡的な条件で成り立った、ほんの僅かな期間でしかないのに、
人間の飽くなき欲望が、その終焉を早めています。
生き急ぐことは、すなわち死に急ぐことなのです。

「連帯を断ち、壁を作るのが人の常か」
「少数の幸せを守り、大勢を犠牲にし続けるのか」

あまり考えたくはありませんが、人類は無為に増えすぎたようです。
野生動物なら、進化や移動を繰り返し、
時には自己淘汰しながら、生命を繋いでゆきますが、
人間は下手に理性を発動させて、その摂理を歪めています。

「大切なのは、失ったものより、今残っているもの」
「問題の解決策は、必ずある」
「人には、変わる力がある」

人間は変われる・・・というより、変わらなければなりません。
例えば、8つの“確かなもの”を手に入れる為に、
10の“不確かなもの”を失う覚悟が必要でしょう。

この程度の覚悟もできず、かといって進化も移動も拒む者は、
地球の意思によって、淘汰されてしまうでしょう。

2009年6月24日 (水)

NHK6月20日,21日放送『SAVE THE FUTURE』

《川の光》

子供向けのアニメと思って油断していたら、
幾度か、涙腺を緩まされる事態が起こりました。

人間が造り出したものは、動物にとっては何の価値も無く、
むしろ、意図せぬ迫害に成り得ることを理解しました。

《日本の、これから》

去年と同様、論議が一向にまとまらない印象を受けましたが、
人類がこの問題を放置してきた年月の長さを考慮すれば、
数時間程度の討議では、とても結論は出ないものと思われます。
それでもやはり、議論は続けるべきなのでしょう。

設問「仕事や暮らしを変えられますか?」

出席者たちの意見は、
「当然変えなければならない」
「変えたくても変えられない」
で二分拮抗し、悲愴感すら漂っていましたが・・・、

小生はかつて、変化も移動もできない者は滅びることを知りました。

先般アニメのネズミたちは、命懸けで移動を試みました。

経済の飽くなき発展と、人類の永劫安泰は、所詮“二律背反”であり、
資源を消費しながら「人間らしい最低限の生活保証」を求めても、
生半可な覚悟では、地球は許してくれないかも知れません。

僭越ながら、類似記事を書いていらっしゃる方に、
トラックバック送信させて頂きました。
《ヒトと社会と地球を大事にするコラム》様

2009年5月14日 (木)

テレビ朝日5月10日放送『素敵な宇宙船地球号』

先の「人食いライオン」に類似した、人を襲うサメの話題でした。

某映画の影響なのか、我々人間の脳裏には、
サメは凶悪な生物であるかのように刷り込まれていますが、
サメが悪意を以って人間を狙っているわけではありません。
(少なくとも、現在のところは・・・)

そもそも海は魚類のテリトリーです。
生半可な覚悟で不用意に入って行けば、
その営食に巻き込まれてしまうでしょう。

小生、この度の放送で初めて知りましたが、
サメは4億年も前から、その形態があまり変化していません。

それはつまり、生き物としての完成度が高いことを意味し、
海における食物連鎖の頂点に相応しい存在であり、
番組に登場した写真家が「美しい」と絶賛することも納得できます。

しかし人間は、そんな“先輩”を忌み嫌い、
あまつさえ、高級食材を採取する為だけに殺したりします。
現地の漁師は「サメを過保護にすれば増えてしまう」と言いますが、
それは人間も同じことであり、
事実上、陸における食物連鎖の頂点になっていることが
恥ずかしくなってきます。

小生、金輪際フカヒレを食べる気にはなれません。
そして、サメが「人間は捕食容易な獲物である」と
認識してしまわないことを祈ります・・・。

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2009年5月 8日 (金)

NHK5月4日放送『立体生中継 地球LIVE』

炭素が空気中,地中,水中を、極めて長期のサイクルで
循環していることが理解できました・・・が、
殊更に数量表現を多用していることには、少々違和を感じました。

地球の何処に、どれほどの炭素があれば正常なのか、
人間が決めて良いことではありません。

地球が生誕してから、その環境は着実かつ壮大に変動しており、
現在、生物が生存していることは、奇跡的な偶然に過ぎません。

宇宙飛行士の若田光一殿がコメントで述べた、
「人間が地球を支配しているような錯覚・・・」
という件(くだり)が印象に残っています。

地球にある資源で道具を作り、宇宙に飛び立ち、
そこから地球を見ることができるということは、
「自分たちが何をしてきたか、見直してみろ。」という、
地球の“思し召し”なのかも知れません。

小生、番組を通じて・・・、
炭素の吸収という現象においては、森も海も既に飽和状態にあり、
これからは、放出の一方に転じてゆく・・・。
そのようにも感じました。
そうなれば、真っ先に人類が、深刻な打撃を被ることでしょう。

少しでも長く、この地球に居座り続けたいのなら、
“奇跡的な偶然”を認識し、感謝し、
自滅を早めるような愚行をせぬよう、心掛けたいものです。

2009年3月10日 (火)

NHKドラマスペシャル『白洲次郎/第二回:1945年のクリスマス』

小生、第一回にエキストラ出演していた縁もあって、
今回も興味深く拝観しました。

中でも、青山二郎に打ちのめされ、自棄になった正子に、
次郎が言った台詞が印象に残っています。

「他人の言葉を気にするな。」
「君は君のままでいい・・・そこに一番価値がある。」
「君にしかできないことが、きっとある。」
「君が必要だ。」

現代でも、彼女と同じ気分に苛まれている人が、
案外多くいらっしゃると推察します。

先の記事で「筋を通せば正しくなる」旨を述べましたが、
昨今、筋が通らずとも、強引な態度のみで、
他人を屈服させようとする人が増えているようです。

要は「ハッタリをぶちかまして、相手が怯んだら勝ち。」
という理論です。

小生も過去に、そのような“虚仮威し”に屈して、
軽度の鬱に陥った経験があります。
しかしある日「安易に他人を不快にさせる人が、
自分より優れているはずがない。」と覚醒し、
以降、筋の通らない言葉は、耳に入らなくなりました。

終盤では、次郎がマッカーサーを怒鳴りつける場面がありました。
これは、逸話として語り継がれていることであり、
真偽の程は定かではありませんが、彼ならやり兼ねないでしょう。

つまり、筋を通すことができれば、
相手が何者であれ、対等以上に渉り合えるのです。

取り敢えず小生は・・・、
上司が理不尽な発言をしたら、楯突いてみることにします。

2009年3月 5日 (木)

NHKドラマスペシャル『白洲次郎/第一回:カントリージェントルマンへの道』

僭越ながら小生、執事としてエキストラ出演しておりました
・・・が、顔が識別できるシーンはありませんでした。

残念な気分は扨置いて・・・、
大工のミヨシが、少年期の次郎に言った台詞が印象に残っています。

「正しいという字は、一つの処に止(とど)まると書く。」

これは、特定の事物に固執することではなく、
一定の状態であり続けるよう、努力すること・・・
要は「筋を通せ」という意味であると解釈します。

ドラマの背景は、まさに“激動の時代”でした。
その中で、ひとつの意志を貫くには、
相当の気概が必要となったでしょう。

彼の生き様を見ていると、
多少粗暴であっても、終始一貫して筋を通すことができれば、
それは「正しいもの」として認知されるように感じます。

現代は“激動”と呼ぶには、若干刺激に欠けますが、
あらゆる事物が、定まるところを知らずに揺蕩っており、
何が正しいのか、誰も判らなくなっています。
だからこそ、『白洲次郎』が注目され、
このようなドラマが製作されたのでしょう。

小生も彼を見習い、足元にも及ばないとしても、
「正しい」生き様を示せるよう、精進してゆく所存と致します。

2009年2月19日 (木)

TBS2月11日放送『水曜ノンフィクション』婚活最前線~結婚できない男と女~

少々耳の痛い話題でした・・・。
小生「適齢期」と呼ばれる時期など、疾うに過ぎておりますが、
そもそも「適齢期」という概念に疑問を感じます。

取材に協力した男女たちには、悲喜交々様々な感情があるようですが、
いずれも「特定の年齢になれば、結婚しておくことが
社会的な常識である。」という強迫観念に囚われており、
自我を圧殺しているようにも見えます。

斯く言う小生も“何らかのサービス”の御厄介になったことがあります。
幾度の失敗を重ねて、絶望に打ち拉がれたこともあります。

こんな時、一般的な思想では「理想が高過ぎるのかな・・・」
と自分を疑うのでしょうが、
小生は敢えて、更に理想を上げることにしました。
しかもそれは「身の程知らずな高望み」です。

目標を高く設定すれば、余計なものは視野に入らなくなります。
要領は、過去の記事で述べた通りです。
そうして、たった一つの真実に辿り着いたときが、
自分の「適齢期」であると信じています。

因みに、スタジオ女性陣の意見は、
総じて「頼りない男にはついて行けない」でした。
つまり賢明な女性は、結婚という制度に従う前に、
その本質を追及しているのです。

よって「婚活」に臨む場合・・・特に男性諸氏には、
確固たる信念を以て取り組み、くれぐれも、
功を急ぐことのないよう、勧言申し上げます。

2009年2月11日 (水)

NHKスペシャル2月2日放送『アメリカ発世界自動車危機』

先日のTBSと同様、アメリカの自動車メーカーの
“大罪”を論旨としていました。

自動車の販売が不振になるにつれ、某メーカー企業は、
低所得者層を“獲物”として視野に入れるようになりました。

金融子会社を通じて、回収の見込みの低いローンを組ませ、
その債権のリスクを見え難くするために“細断”し、
他社の債権と混ぜ合わせ、証券として市場に放出したのです。

小生は「自動車が売れなくなった」という事実と向かい合い、
真摯に策を講じるべきだと思うのですが・・・、

100年近くも安泰が続いた企業では、
“ぬるま湯”に浸ったまま経営陣が世代交代し、
機転の利く、危機に対応できる者がいなくなってしまったのでしょう。

残された者達にできることといえば、
馴れ合いの固持と、慣例の人件費削減ぐらいでしょうか・・・。

電気自動車への転向によって、少しは生き長らえそうですが、
いつかは限界が訪れます。
まさか、世界中の全ての人に自動車を買わせることなど、
期待できないでしょう。

やはり「特殊化の果てにあるのは、緩やかな死。」なのです。

自動車の販売不振は、それに追従してきた企業にも、
少なからず影響を与えています。

彼等は、現有の事業を海外に展開するか、
全く違った事業に転向することによって、
生き残る道を模索しています。

これは、野生動物の生活環境が変化した際、
移動または進化することによく似ています。

恐らく他の業種でも・・・そして個人に対しても、
同じ選択が迫られているはずです。
どちらも拒み、その場に留まろうとする者は、
滅びるしかありません。

小生目下、進化しながら移動することを試みています。

2009年1月20日 (火)

NHKスペシャル1月11日,12日,18日放送『女と男/最新科学が読み解く性』

11日放送「惹かれあう二人 すれ違う二人」

《惹かれあう二人》
若いカップルを例に挙げて解説していました。

恋に夢中になると、相手を過度に美化し、
欠点を霞ませるよう、脳が特別に機能する・・・
と言われてみれば、心当たりがあります。

このような時期に、軽率に「愛している」などと口走り、
暴走し、取り返しのつかない事態に陥ってしまうのでしょう。
もちろんそれは、「愛」には程遠い状態です。

そして恋には、“賞味期限”があることが、
科学的に立証されています。

その期限が切れるまでに「愛」へと昇華できなければ、
その「恋」は、時間を無為に費やしただけです。

《すれ違う二人》
熟年夫婦を例に挙げて解説していました。

身近にも類似事例がありますが、
やはり男のほうが、分が悪いようです。

特に歳を取った男は、それまでの人生経験が下手に作用し、
すぐに“結論”を出そうとします。

対話と協調を重視する女性に対して、言葉の選び方を間違うと、
お互いにとって、不本意な結果を招くことになります。

12日放送「何が違う? なぜ違う?」

精神面,肉体面の双方において、
想像以上に相違点が多いことを理解しました。

少々気になったのは・・・
男女の相違は、原始時代の狩猟生活からの経緯で
構築されていることを、殊更に強調していたことです。

現代において、殆どの人類は狩猟などしていませんから、
また違った変化が起こっている・・・とも考えられます。

18日放送「男が消える? 人類も消える?」

人類は、順当に進化してきたものと思っていたら、
実は、間違った選択をしていたのか・・・と考えさせられました。

《Y染色体の滅亡》
そもそもオスは、メスから変異したものですから、
始まった時から既に、滅びる運命にあるのかも知れません。

その時期が来週なのか、500万年先なのか、特定は困難のようですが、
「子孫のことなど自分には関係ない」などと考えていると、
その意思が、さらに滅亡を早めてしまうような気もします。

《精子の劣化》
人間が、理性を以って倫理を追求するほどに、
滅亡へと近付いてゆくような・・・そんな不安を感じます。

一方、生命を扱う科学技術は進歩しており、
如何なる問題も、いずれは克服してしまいそうですが、
どこかに“歪み”が蓄積することも懸念されます。

或いは、これは実験であり、“誰か”に様々な条件を与えられながら、
試されているのかも知れません。

当面のところは、「生き残る」ことを強く意識し、
良い変異が起こることに期待してみます。

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2009年1月16日 (金)

TBS1月14日放送『水曜ノンフィクション』車100年の夢はどこへ~自動車危機の深層~

日本の民放にしては珍しく、
アメリカの所謂「BIG3」の“大罪”に言及していました。

・自動車を普及させるため、鉄道会社を買収し、
 街中から路面電車を排除した。

・排気ガスによる公害問題に対応する法案を“骨抜き”に
 するべく、政治的圧力をかけた。

・オイルショック以降、需要が高まった外国の小型車の
 輸入を制限すべく、政治的圧力をかけた。

・プリウスよりも先に開発した電気自動車を、
 「採算が合わない」という理由で廃棄した。

今から考えれば、随分と強引で傲慢な手法です。
「驕る者は久しからず」という件(くだり)を思い出しました。

一方、現代の若者達・・・特に都心部在住者は、
自動車を単なる移動,運搬の手段として捉えており、
所有する悦びや、使用する愉しみは感じていないようです。

むしろ、それよりも優先順位が高いのは携帯電話であり、
月々の出費は、自動車のローンや維持費ではなく、
携帯電話の通話料に充てることに、価値を見出しているようです。

考えてみれば、買い物,友人との面会,気晴らし等、
自動車で外出していた用事は、携帯電話で済ませられなくもありません。

自動車メーカーも、よもや、
掌に載るような小さな機械に優位を奪われるとは、
夢にも思わなかったでしょう。

これまで、人類の文化変遷に従って、
様々な道具が発明され、そして廃れてゆきました。
恐らく自動車も例外ではないのでしょう。
その存在は不要にならずとも、形態の変移が求められるはずです。

常に移り変わる世情においては、同じことを繰り返しても、
いつも同じ結果が得られるとは限りません。
「特殊化の果てにあるのは、緩やかな死。」なのです。

2009年1月15日 (木)

テレビ朝日1月11日放送『素敵な宇宙船地球号』

「フーリガン」ならぬ、自らを「フリーガン」と呼ぶ人達の話題でした。

ゴミを漁るという彼等の行為は、決して美しくありません。
しかし、食べ物を余らせて捨てることは、もっと愚かしい所業です。

フリーガンが居るのはニューヨークですが、
番組内で紹介されていた事例によると、
日本でも、1年間に消費される食品資源のうち、
約21%が、食べられずに捨てられています。
しかもその約58%が、家庭から廃棄されたものです。

このように、食べ物が余ってしまう最大の原因は、
消費者が“見栄え”の良い商品を求めるからです。
よって提供者側は、なかなか改革に踏み切ることができません。

一方“草の根”的には、「わけあり」を合言葉に、
外観に難がある商品を格安で販売する小売業者が現れています。

つまり、消費者も提供者も、
“見栄え”に無駄なエネルギーを費やしているのです。
この点では、フリーガン達のほうが、
商品の真価を見極めている・・・と言えましょう。

フリーガン達に闊歩して欲しくなければ、
彼等よりも利口になり、食べ物を余らせなければ良いのです。
彼等も、それを望んでいるはずです。

2008年12月25日 (木)

テレビ朝日12月21日放送『素敵な宇宙船地球号』

小生も若干興味のある、長寿の秘訣の話題でした。
それは別段難しいことではなく、要は、
「食べ過ぎない」ことであると理解できました。

科学的にも、
「生物は、食料が少ないとき、子孫を残すことより、
若い状態を長く続けて、自身の寿命を延ばそうとする。」
と立証されているようです。

現代人は既に「食べ過ぎ」なのかも知れません。
或いは「食べなければ損である」という、
強迫観念に囚われているようにも感じます。

その日のうちに使い切るだけのカロリーを摂取する・・・
考えてみれば、当たり前のことです。
余ったエネルギーは、滞積し、腐敗し、
様々な疾病の原因となるのでしょう。

近年、体脂肪を計測できる体重計は珍しくなく、
BMIや基礎代謝までが容易に判る機器があります。

小生も、自分の基礎代謝を把握し、
今から食べようとするもののカロリーが
推測できる程度の知識は、身に付けておこうと思います。

2008年11月16日 (日)

企業のTVCM離反についての考察

『J-CASTニュース』様
テレビCMやめ携帯で販促 ロッテリアに次いでモスフードも
企業のテレビCM離れ始まる 「余裕があれば出すもの」になった
民放キー5局軒並み減益 テレビCM「買い叩かれた」?

かつてテレビは、マスメディアの頂点にありました。
視聴者はもとより、あらゆる企業,組織,団体が、
追従,そして依存していました。

しかし現在は、パソコンや携帯電話が普及し、
情報は“受け身”一方から、嗜好に応じて選択できるようになり、
少し工夫すれば、自ら発信できるようにもなりました。

きっとテレビを観る時間よりも、それら情報端末を
操作している時間のほうが長い人もいるでしょう。
営利企業が、広告の効果をそちらに見出すのも、至極当然です。

このような変化は、テレビ業界にとっては「権威の失墜」に
なりかねない危機であり、胸中穏やかではないでしょうが、
むしろ、今まで「安泰期」が長く続きすぎたと理解するべきでしょう。

小生テレビに限らず、数多の業種に勧告申し上げたいのですが・・・、
今までと同じことをしていても、
今までと同じ結果が得られるとは限りません。

長い間、大切だと信じて守ってきたものを、潔く捨てる覚悟が無ければ、
これから訪れるであろう、未曾有の危機を乗り切ることはできないでしょう。

2008年10月26日 (日)

NHKスペシャル10月17日,19日放送『世界同時食糧危機』

我々の食文化が、極めて複雑、かつ脆弱なシステム
の上に成り立っていることが理解できました。

生産から流通,販売,消費までの、あらゆる過程において、
合理性を追求し過ぎているようです。
それらはやがて矛盾を含み、いつか些細なことが原因で、
連鎖的に破綻を迎えることになるのでしょう。

過去の記事で紹介した映画の台詞
「特殊化の果てにあるのは、緩やかな死。」
が思い出されます。

番組を一貫した趣旨として、
“あの大国”への嫌疑の念が感じられますが、
小生も、とある輸出関係者の「一番高く買ってくれる国に売る」
という発言を聞くと、胸中穏やかではいられません。

対等な貿易では飽き足らず、他国の文化までも脅かす強引な手法は、
もはや「侵略」とも呼んでも、差し支えないでしょう。

「世界中に食糧を行き渡らせる」ことなど、既に幻想であり、
富める者の裏側には、必ず飢える者が存在することを、
理解して頂きたいものです。

そして日本もまた、別の矛盾を抱えているようです。

国内では毎年、約900万トンもの“食べ残し”が棄てられており、
これは、世界の食料援助量を遥かに超えています。
その中には、“未着手”の食品も大量にあります。

輸入に頼らざるを得ない状況でありながら、余らせて、
捨てるなどという所業は「愚の骨頂」と云わざるを得ません。

この度の食糧危機は、本来の「食」を顧みる、良い機会でしょう。

自分の“縄張り”にあるものを、必要な分だけ食べて、
満たされたら、それ以上欲張らない・・・。
人間以外の生き物は、皆そうしています。

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2008年10月14日 (火)

テレビ朝日10月5日放送『素敵な宇宙船地球号』

タンザニアのとある村を襲った、人食いライオンの話題でした。

被害に遭われた方々に対する、同情の感がある一方、
彼等の居住地が、野生動物が住んでいた森林を
切り開いたものであることを知れば、
何らかの“因果”を感じざるを得ません。

番組に登場した学者の見解では、
ライオンはただ、本能の赴くままに生活しているだけであり、
この紛紜を打開しようと考えたり、生活様式を変えたりはしません。
しかし人間は、考えて、変わることが出来ます。

これを踏まえての、小生の所感は・・・、
地球上の全ての生き物は、限られた資源を奪い合う
という観点において、対等な立場にあります。
そしてライオンはもとより、人間よりも身体能力の優れた
動物は幾らでもいますから、
「人間が一番偉い」という驕心は、捨て去るべきでしょう。

2008年10月13日 (月)

テレビ朝日9月21日放送『素敵な宇宙船地球号』

シベリアの永久凍土が溶けることによって、
様々な影響を受けている、遊牧民たちの話題でした。

マンモスの牙を掘り出して、売り捌いて、暴利を貪る輩は、
自らを「マンモスハンター」と称しているようですが、
要は偶然、“異変”の恩恵に与っているに過ぎません。
そのような泡銭は、所詮、身に付かないものと推察します。

一方、先人達からの教訓
「大地から奪ってはならない」
「大地を傷付ければ災厄が訪れる」
を守っている民族もいます。

そして、それが単なる言い伝えではないことを
示すような事象を、とある博士が指摘しています。

永久凍土の中には、天然痘の感染症で死んだ動物が埋まっています。
これはつまり、ウィルスが冷凍保存されている可能性を示唆し、
かつて発令された「根絶宣言」は、適切ではありません。

これが再び地上に解き放たれたときのことを想像すると、
恐ろしくなります。

人類が大地を冒涜し続けてゆくと、いつか、
マンモスが絶滅した場合と逆の異変が、
人類を襲うのかも知れません。

2008年9月19日 (金)

NHKスペシャル9月14日,15日放送『戦場 心の傷』

14日放送《兵士はどう戦わされてきたか》

兵士が、戦うための“道具”に仕立て上げられる
過程がよく解りました。

映画の脚本なら「殺人マシーン」という呼称が格好良く響きますが、
現実はそんな単純ではなく、もっと悲惨なようです。

元の“人間”に戻る訓練など施してもらえるはずもなく、
PTSDと診断されて、終わりです。
自分が病気だと判っても、何の救いにもなりません。

戦争は、人の身体だけでなく、精神までも破壊します。
それが国家に不利益であることを、指導者たちは知るべきです。

15日放送《ママはイラクへ行った》

兵士の不足に苛まれた国家は、安定した生活を望む女性の心理を、
「高収入を保証」という言葉で、巧みに利用しているようです。

戦場から戻った母親たちは、
女性にとって大切な「慈愛の心」を失っていました。

いくらお金を積んでも、元に戻らないものがあることを、
指導者たちは知るべきです。

《総評》

戦争をしたい人と、戦場に駆り出される人の心情は明らかに違います。
しかし、戦争に負けたことの無い国は、
常に勝ち続けなければ、体裁を保てないのでしょう。
そしていつしか、無理にでも“敵”を作り出すようになります。

力による抑圧は、必ずそれを上回る力によって覆されることを、
指導者たちは知るべきです。

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2008年9月17日 (水)

テレビ朝日9月14日放送『素敵な宇宙船地球号』

小生が尊敬して止まない写真家、
ヤン・アルテュス・ベルトラン氏が主役でした。

ベルトラン氏にとっては、日本も興味深い撮影対象のようですが、
「消費大国」として紹介されていることが、
いささか残念であり、恥ずかしくもあります。

彼は渋谷の街を見て、
「どこを向いても広告ばかりで、何も得るものが無い。」
「ここに集まる人々は、仲間が大勢いるから安心するのだろう。」
と感想を述べました。

小生も大いに同感です。
都会の喧騒を「居心地が良い」と感じる人の思考が理解できません。

一方彼は、日本の文化に深く理解を示しています。
築地市場で、マグロの乱獲について意見交換した際、
「欧米の獲り方のほうが酷い」と反論してきた相手とも、
笑顔で握手をして別れました。

このように、意に沿わない結果でも「貴重な情報」として
受け容れる寛容さは、是非見習いたいと思います。

過去の記事でも述べましたが、ベルトラン氏の撮影対象は
常に変化しており、いつかは無くなってしまうものです。

番組内でも「地球の今と未来は全く違う。
その変化を理解しなければ、人類は大変な目に遭うだろう。」
とコメントを残しています。

ベルトラン氏が監督を務める『HOME』と題された映画が、
2009年6月5日に、世界88ヶ国で同時公開されました。
一人でも多くの人がこれを観て、
“変化”を理解してくれることに期待しています。

2008年8月23日 (土)

映画『攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL』

知人の影響で、原作の漫画は15年以上も前に読んでいました。
映画化されたのは、原作から約4年後でしたが、
国内での評価は、あまり芳しくなかったようです。

小生も、当時は高価だったDVDに手を出すこともなく、
シンガポールで遭遇した違法ビデオCDにも惑わされず、
先日テレビで放送されたものを、ようやく観賞しました。

10年以上も前のフィクションが、現在のこと、
そして未来への変遷まで予言しているようで、戦慄しました。

中でも、特に気に掛かった台詞があります。

「同じ規格品で構成されたシステムは、
どこかに致命的な欠陥を持つことになる。」
「組織も人も、特殊化の果てにあるのは、緩やかな死。」

小生はこれを、
「合理性を追求するあまり、個性を排除してゆくと、
柔軟性を失い、体制が脆弱になり、いつか崩壊する。」
と解釈します。

これは、あらゆる事象に当て嵌まるのではないでしょうか?

2008年7月28日 (月)

日本テレビ7月21日放送『トヨタECOスペシャル 炭素大循環の謎を追え! 地球一億年の大紀行』

地球温暖化の懸念のうち、二酸化炭素の循環に特化した内容でしたが、
タレント達が「大紀行」している印象が強く、
「炭素大循環」の知識を得るには、少々物足りなく感じました。

随所に散りばめられた情報を集約してみますと・・・

・約一億年前、恐竜が地上を闊歩していた頃、
 激しい火山活動により、空気中の二酸化炭素濃度は
 現在の約10倍あり、気温も5℃~10℃高かった。

・空気中の二酸化炭素は、海中の植物プランクトンが吸収し、
 それなりに循環していた。

・プランクトンの死骸が海底に沈み、地殻変動に巻き込まれて、
 強い圧力と地熱によって石油になった。

つまり、石油を掘り尽くして、燃やしてしまうと、
一億年前のように、二酸化炭素の濃度は現在の10倍になり、
気温は5℃~10℃上昇する・・・と考えられなくもありません。

恐竜ならともかく、このような環境で、
人類が生存できるのかどうかが案じられます。

番組の終盤では「CO2地中貯留プロジェクト」が紹介されていました。
小生は、これが有望な解決策だとは思えません。
炭素を「地球に還す」という表現にも疑問を感じますし、
まさか、これが石油になることは期待できないでしょう。

このような施設を建造し、稼働させるためには、
莫大なエネルギーを消費するはずです。
それよりも、消費活動を抑えるほうが先決でしょう。

2008年7月10日 (木)

テレビ朝日7月5日放送『地球危機2008』

「地球危機」と題しておきながら、
冒頭で「人類の危機である」と宣言されたことには、
少々面食らいましたが、
現実に、人類は自らを危機に陥れようとしており、
そんな人間のエゴイズムを、浮き彫りにした内容でした。

しかし、それは些か度を過ぎ、扇情の意図・・・
特に、環境問題に消極的なあの大国に対する憎悪を
煽り立てる演出があったようにも感じます。

出演者である環境考古学者殿の論によると、
人類史上、数多の文明が発展し、そして滅亡してきました。
“短命”だったものは、無計画に資源を食い潰した挙句、
移住を余儀なくされたり、疫病を発生させたり、
気象災害に見舞われるなどして滅びました。

そして、このようなカタストロフが起こらなければ、
地球環境の劇的な変化は望めないそうです。

人類はまた、同じ歴史を刻もうとしているのでしょうか?

2008年6月23日 (月)

環境問題TVCMに関する懸念

昨今、環境問題を題材に取り上げたテレビ番組が増えています。
偽善者の小生としては、喜ばしい限りですが、
それに挿入されるコマーシャルには、
首を傾げたくなるような内容のものがあります。

特に顕著なのは、家電と自動車です。
省エネルギーであることを誇張するのは、大いに結構ですが、
今すぐ買い替えたほうが得であるかのように扇情することは、
語弊があると言わざるを得ません。

性能が飛躍的に向上するような技術革新があったわけではなく、
人間の手間を省くよう、ソフトウェアが発達しているに過ぎません。

このような機械をむやみに買い替えても、粗大ゴミを増やすだけです。
現在所有している機体の使い方を工夫し、
天寿を全うさせるほうが、よほど環境に優しいと言えましょう。

つまり、人間が手間を惜しまなければ、
お金を掛けず、特別に何かを消費することなく、
地球環境を改善できるのです。

2008年6月21日 (土)

テレビ朝日6月8日放送『素敵な宇宙船地球号』

熊本県水俣市の、水俣湾の環境回復についての話題でした。

水俣病については、小学校の社会科の授業で知りました。
資料として、写真や映像も多数閲覧したので、印象に残っています。

水俣湾は、先の記事で述べたチェルノブイリと同様、
驚異的な生命力で回復していました。

特に注目すべきなのは、海中に棲息する細菌が、
有毒なメチル水銀を、毒性の低い純粋な金属水銀と
メタンガスに分解する能力を身に付けていたことです。

人間は、この細菌たちのような飛躍的な進化はできません。
それどころか、壊すことのほうが圧倒的に多いのに、
“万物の霊長”を気取っていることが、非常に恥ずかしく感じます。

水俣病の一件で、水銀が有害物質であることが広く認知されましたが、
その代償はあまりにも大きすぎました。

現在も、危険性の有無が検証できていないまま、
使われ続けている化学物質や、科学技術が多数あります。

同じような失敗を繰り返していると、
人間の存在が「有害」として認識され、
浄化されてしまうかも知れません。

2008年6月15日 (日)

NHK/6月6日~8日放送『SAVE THE FUTURE』

6/7《科学者ライブ》

地球温暖化に対して、否定的な意見があることを考慮してか、
図やグラフを用いて、解り易く説明していました。
そこには、小生が今まで知り得なかった事実もありました。

・地球の気温は、太古から広範囲で変動していた。
 気温と二酸化炭素の濃度は、ほぼ比例していたが、
 人類が化石燃料を使うことによって、それは狂い始めた。

・温暖化が進行すると、地球上における水の配分が極端化する。
 乾燥した地域は干ばつに見舞われ、
 雨の多い地域は豪雨に見舞われる。
 尚、台風やハリケーンは個数が増えるのではなく、
 個体の勢力が増し、凶暴化する。

・植物は、自身の保水の為に、光合成活動を鈍らせることがある。
 つまり、二酸化炭素を吸収しなくなる。

6/7《日本のこれから》および6/8《日曜討論》

いずれの論議も、残念ながら“堂々巡り”を
している感が否めませんでした。

国家,個人を問わず、潜在的に
「対策が必要なことは認めるが、 下手に手出し,
 口出しすると、責任を問われかねない。」
という思念があるようです。

〈議題:環境税の導入について〉

 効果はあるのでしょうが、適切な手段とは思えません。
 そもそも、従来の税金が倫理的に正しく使われていたら、
 新たに、このような名目を設けることは不要です。
 面倒な事は全てカネでカタを付けようとする、
 浅はかな思惑の具現化であると言えましょう。

〈議題:温室効果ガス排出量取引について〉

 企業等に対して排出限度枠を設けると、
 削減などそっちのけで、排出量の獲得に奔走するでしょう。
 そうやって削減した気になって、実際の排出量は増えていた・・・
 という結末が想像されます。

小生は、気付いた者が、できることから始めれば良いと思います。
そして、それを他者に誇示しないことです。
誇示しなければ、責任を問われることもありません。

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2008年6月10日 (火)

日本テレビ6月5日放送『世界のエコファイター/地球を救う100の知恵』

題名からは、些か軽薄な印象を受けずにはいられませんが・・・、

特筆すべきは、アメリカのテレビ番組
『LIFE AFTER PEOPLE/人類消滅後の世界』を紹介していたことです。
これは、17人の科学者たちが、それぞれの得意分野の知識を持ち寄り、
人類が突然いなくなった後の地球の変化を、
一万年後まで検証したものです。

検証データとして、チェルノブイリ地方の変移が、
大いに参考になったようです。
“例の事故”から20年経過した現在、人間が立ち入らなくなった
この土地は、驚異的な速さで回復しています。

自然の力が、人知の及ばぬ尊大なものであることを知り、
同時に、大切なものを失ってからようやく気付く、
人間の愚かさを痛感しました。

結論としては、地球が本来の姿を取り戻す最速の手段は、
人類が絶滅することのようです。

悪い予感が的中してしまったようで、複雑な心境でしたが、
出演者の茂木健一郎氏が、番組の終末に述べた見解に救われました。

「自然のまま手を付けない場所を増やし、
 自然は回復するということを学べば、
 人間はもうちょっと地球にいても良い。」

人間が自然を敬い、理解を深めるべく努力すれば、
地球はもう少しの間、生存の猶予をくれるかも知れません。

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2008年6月 6日 (金)

テレビ朝日5月31日放送『空から見た地球。』

小生が注目している写真家、
ヤン・アルテュス・ベルトラン氏が撮影した場所を、
上空と地上の双方から取材し、紹介していました。

ベルトラン氏の作品は、大きく二種類に分類できます。
人工の建造物が、空から見ると偶然、幾何学模様になっているものと、
自然の地形が、奇跡的に何らかの図形を象っているものです。

砂漠に無理やり作られた小麦畑も、撮影対象として
興味深い形状であることは、何とも言えない、皮肉なことです。

ベルトラン氏が撮影した対象は、いずれも時を経るごとに変化し、
いつかは無くなってしまうものです。

彼に少しでも長く、そして快く撮影活動を続けてもらう為に、
地球に悪い変化をさせない努力が必要だと感じました。

2008年5月31日 (土)

NHKスペシャル5月25日,26日放送『北極大変動』

地球温暖化の懸念のうち、北極の異変に特化した内容でした。

北極海の氷は、加速的に減少しているようで、
極点においては、30年前は厚さ4m以上もあったものが、
現在では、僅か70cmになってしまっていると知り、驚愕しました。

そして、その氷が減少することによって、絶滅の危機に晒されている
ホッキョクグマの境遇を目の当たりにし、打ちひしがれました。

二日目は、北極海の海底に眠っていると推定される、
天然資源の開発事業に携わる人々の話題でした。

彼等は、自分たちの仕事に誇りを持っているようです。
同じNHKの番組『プロ・・・』なら、多少の感動もあったでしょうが、
昨日のホッキョクグマの無残な姿を見た後では、空しくなるだけです。

海底の地形を調査した結果、とある国家の領海として有利になったようです。
極点の海底に国旗を立てて、歓喜している様子を見ると、
良からぬ感情が沸き起こってきます・・・が、
これはきっと、製作側の演出に誘導されているのでしょう。

他者の成功を妬むより、自分にできることを考えて、
実行しようと決意しました。

数百年後、北極海の資源が掘り尽くされ
生き物もいなくなった“死の海”になっていないことを祈ります。

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2008年5月16日 (金)

娯楽系マスメディアの希薄化に関する懸念

《『週刊!尾花広報部長』様/最近の疑問》
尾花様の疑問は、ご尤もであるかと存じ上げます。

昨今、映画然り、テレビ然り、音楽然り、娯楽系のマスメディアにおいて、
過去に高い評価を得た作品の「焼き直し」や「使い回し」が散見されます。

あくまでも邪推ですが・・・、
これらの事象は、制作側の経済的苦境が露呈しているものと思われます。
“冒険”をした結果が“ハズレ”となることを恐れるあまり、
より堅実な手法を選ぶようになってしまったのでしょう。

しかし、費用を節約しすぎた挙句、作品の完成度が著しく低く、
「過去の栄華」を台無しにしてしまう事例も、稀に見掛けます。

諸悪の根源が、経済の滞塞であることは、想像に難くありません。
きっと他の業種でも、同様の事態が起こっていることでしょう。

とある有識者の受け売りですが・・・、
このような窮状においては、保身は賢明ではありません。
数学的に表現すれば、ゼロからマイナスの間を行き来しながら、
無為に消耗しているだけです。

これをプラスに転じるためには、
発想を転換し、独創性を発揮しなければなりません。
現に、成功した企業が幾つかあり、
ニュースやドキュメンタリーで紹介されています。

費用と成果の皮算用などに固執せず、
柔軟に考えれば、画期的な方法が見つかるはずです。

小生も、本業および副業において、
独創性を発揮すべく、日々思索,考究しております。

2008年4月11日 (金)

TBS/4月2日放送『いのちの地球【警告】今そこにある50の危機』

非常に長時間の番組でしたが、そのぶん、
今まで触れられなかった懸案も取り上げており、
非常に興味深い内容でした。

北極の氷が加速的に減少していることは、既に広く知られていますが、
北極海に面した国々は、どうやらそれを歓迎しているようです。

氷が無くなることによって、船舶の航行と
天然資源の採掘が容易になることに期待して、
虎視眈々と狙っているのです。

ある国は、海底に国旗を立てて得意気になり、
ある国は、軍事基地を建設する意向を表明しました。

彼等の利権意識が干渉することは、想像に難くありません。

野生の動物ならば、“取り合い”が起これば、
必然的に、命掛けで闘うことになりますが・・・、

これに係る人々の知性が、動物達より劣っていないことを祈るばかりです。

かたや欧州では、複数の国家が躍起になって、
温室効果ガスの排出権取引を、ビジネスとして確立しようとしています。

番組内では、これの是非は明言されませんでしたが、
小生は好ましく思いません。

地球上に、どれほどの温室効果ガスがあって良いかなど、
人間が決めて良いことではありません。

排出してしまった廃棄物の処理云々よりも、
人類全体が無駄な消費活動を抑えれば、数多の環境問題が解決します。

・・・が、利権確保に奔走している人達は、
そんなことに気付く由もないのでしょうね・・・。

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2008年3月26日 (水)

日本テレビ3月17日,18日放送『東京大空襲』

前置きに「史実を元にしたフィクション」とありますが、
それは、「現実よりもまだ易しい」という意味ですね。
完璧に再現すると、公共の電波では放送出来ないような、
凄惨な映像になってしまうでしょう。

先の3月10日にTBSで放送された、同名のドキュメンタリーでは、
その凄惨さを垣間見ることができます。

もはや使い古された表現ですが、
戦争は壊すばかりで、何も生み出しません。
たとえ国家に利益をもたらしても、
国内外の随所に“歪み”を蓄積させます。

「争いを一刻も早く終結させるため」などという大義を掲げて、
武力を行使する論理がありますが、それは虚栄です。
誰もが納得して収まるはずもなく、新たな紛争の要因を増やすだけです。

小生が好んで鑑賞する、シュルレアリスムの絵画は、
第一次世界大戦中の芸術運動「ダダイスム」を起源としています。
これは、大戦の背景にあった世情の合理主義を批判し、
敢えて無意味なものを、芸術作品で表現するという行為です。

つまり戦争とは、合理性を追及するあまり、
思考力の柔軟性を欠き、精神的な余裕を失った果ての
愚行と言えるでしょう。

人間は、慣れて,忘れて,怠ける生き物ですから、
放っておくと、その傾向は強まります。
よって、このような映像作品を通じて、
戦争の悲惨さを語り継がなければなりません。

そして観る側の個人も、
そのような希少な情報から何かを感じ,考え,
行動する感性を身に付けておくべきでしょう。

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2008年3月17日 (月)

TBS/3月1日放送『地球46億年冒険の旅-アース・オデッセイ-地球とは何だ?』

非常に興味深い内容で、貴重な知識が得られました。
気になったことを、以下に列挙してみます。

・地球が球体として形成されて間もなく、双子の惑星と衝突した。
 これにより若干の質量を吸収し、水や大気を引き付ける為の、
 絶妙な引力を発揮できるようになった。

・地球と太陽の距離関係においてのみ、水が液体で存在できる。
 火星では凍ってしまい、金星では蒸発する。

・海流は表面だけでなく、深海にも及んでいる。
 これは約1000年をかけて地球を一周しており、
 生物の存続に重大な影響を与える。
 もし北極海の氷が溶けると、この海流は乱れる。

・かつて大陸は一つであり、様々な経緯を経て現状に至っている。
 今も常に変動しており、人類が居住する大陸も、
 いずれは分断されてしまう。
 近年アフリカで、巨大な地割れが発見された。

・過去に地球全体が、厚さ3000mもの氷で覆われてしまった時期がある。
 突然の火山の噴火によって噴出した二酸化炭素が、
 温室効果をもたらし、その氷を溶かした。

・恐竜の時代は一億年以上続いたが、
 一個の巨大な隕石の飛来によって絶滅したと考えられている。
 そもそも隕石は、地球の周囲に無数に飛び交っており、
 巨大な個体が再び地球に落ちてくる確率は、決して低くない。

番組の出演者達は、皆それぞれ、
「地球上の生き物は、奇跡的な環境で生かされている。」
「地球の偉大さに比べて、人間の存在は微小である。」
という旨の感想を述べていますが、
残念ながら、人類全体の志向としては、
その“奇跡”を蔑ろにしている・・・と言わざるを得ません。

人類の愚行によって、直ちに地球が壊滅することは無さそうですが、
異常な気候の変化を誘発するなどして、
“自滅”することは容易に想像できます。

人類は、高度な知能を持っているのだから、
それの使い方を間違わなければ、
恐竜よりは“長生き”できるはずだと思うのですが・・・。

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2008年1月 7日 (月)

テレビ朝日1月4日放送『地球危機2008』

海に沈む小島,消えてゆく氷河,焼かれる森,氷の無い北極海,
干上がった湖,観光地になってしまったガラパゴス諸島,
ローマ帝国の滅亡・・・
いずれも衝撃的な内容でした。

環境問題については、賛否両論が乱立しており、
果てには陰謀説まで飛び出していますが、
いずれも主観が歪んでいるように感じます。

口出しはしたいが、責任を負いたくないので、
他に悪者を仕立て上げようとして、議論を摩り替えている・・・
と勘繰るのは、出過ぎたマネでしょうか?

人間の所業によって、直ちに地球が滅びることは無さそうですが、
それを逆に言い換えれば、地球にとっての些細な変化は、
人類に多大な影響を与えることになります。

我々は、奇跡的に生かされていることを思い知るべきです。

番組内の解説によると、野生の生き物は、
居住環境が変化したら、新天地を求めて移動します。
それが適わなければ、身体を環境に適合させるべく進化します。
人類も、特に精神面において、
進化すべき時期が訪れているのかも知れません。

僭越ながら、小生と同じ事に気付いていらっしゃる方々に、
トラックバックさせて頂きました。

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