写真を見た限りでは「美しい」という感想しかありませんでしたが、
映像となり、ナレーションが加わると、それは異変の結果・・・
或いは現在も進行中であり、
ベルトラン氏が伝えようとしていることへの理解が深まりました。
「種の連鎖において、木はその頂点にある。」
「全ての生命は、水に空気、土や草木と連鎖して、魔法のように目の前に広がっている。」
「木は、地球の生物の4分の3の住処となる。全ての命といっても過言ではない。」
植物とは、非常に完成度の高い生命体であり、
自力で植生域を拡大する能力の高さを考慮すれば、
事実上、地球の支配者と呼んでも差し支えないでしょう。
「40億年分の地球の財産を、人は存分に享受する。」
「人間はたった20万年で地表を変えた。」
つまり、資源が蓄積された期間と比べれば、
人間はそれを、一瞬とも呼べる速さで食い潰しています。
「農業の発明が、人と自然の関係を変えた。」
「化石燃料の発見が、とてつもない変化を地球にもたらした。」
「1950年以来、人は地球を根本から変えてしまった。」
人間と植物は、炭素を循環させる作業において、対局に位置しています。
しかし今や、そのバランスは大きく崩れ、
人類は、自ら絶滅へと向かう環境を造り出しています。
そうなれば植物は、またゆっくりと炭素を地中に蓄積してゆくでしょう。
「より速く/Faster than faster」
「期待と幻想は私たちの必要を超え、欲望と無駄遣いで膨れ上がる。」
地球の生誕以来、生物の生存に適した環境など、
奇跡的な条件で成り立った、ほんの僅かな期間でしかないのに、
人間の飽くなき欲望が、その終焉を早めています。
生き急ぐことは、すなわち死に急ぐことなのです。
「連帯を断ち、壁を作るのが人の常か」
「少数の幸せを守り、大勢を犠牲にし続けるのか」
あまり考えたくはありませんが、人類は無為に増えすぎたようです。
野生動物なら、進化や移動を繰り返し、
時には自己淘汰しながら、生命を繋いでゆきますが、
人間は下手に理性を発動させて、その摂理を歪めています。
「大切なのは、失ったものより、今残っているもの」
「問題の解決策は、必ずある」
「人には、変わる力がある」
人間は変われる・・・というより、変わらなければなりません。
例えば、8つの“確かなもの”を手に入れる為に、
10の“不確かなもの”を失う覚悟が必要でしょう。
この程度の覚悟もできず、かといって進化も移動も拒む者は、
地球の意思によって、淘汰されてしまうでしょう。
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