NHKスペシャル9月14日,15日放送『戦場 心の傷』
14日放送《兵士はどう戦わされてきたか》
兵士が、戦うための“道具”に仕立て上げられる
過程がよく解りました。
映画の脚本なら「殺人マシーン」という呼称が格好良く響きますが、
現実はそんな単純ではなく、もっと悲惨なようです。
元の“人間”に戻る訓練など施してもらえるはずもなく、
PTSDと診断されて、終わりです。
自分が病気だと判っても、何の救いにもなりません。
戦争は、人の身体だけでなく、精神までも破壊します。
それが国家に不利益であることを、指導者たちは知るべきです。
15日放送《ママはイラクへ行った》
兵士の不足に苛まれた国家は、安定した生活を望む女性の心理を、
「高収入を保証」という言葉で、巧みに利用しているようです。
戦場から戻った母親たちは、
女性にとって大切な「慈愛の心」を失っていました。
いくらお金を積んでも、元に戻らないものがあることを、
指導者たちは知るべきです。
《総評》
戦争をしたい人と、戦場に駆り出される人の心情は明らかに違います。
しかし、戦争に負けたことの無い国は、
常に勝ち続けなければ、体裁を保てないのでしょう。
そしていつしか、無理にでも“敵”を作り出すようになります。
力による抑圧は、必ずそれを上回る力によって覆されることを、
指導者たちは知るべきです。
