企業の新人育成に対する憂慮
新年度を迎えるにあたり、小生の職場にも、
新入社員が配属されてきました。
その中に、特に対象的な二人がいます。
《明るくて活発なタイプ》
人懐っこく、誰とでもすぐ打ち解けますが、
行動がやや軽率かつ奇抜であり、時間にもルーズな傾向があります。
或る日の朝突然「体調が悪い」と、休暇を申し出てきました。
上司は苦笑いで容認しましたが、これが繰り返されるようなら、
社会人としての資質が問われかねません。
《無口で大人しいタイプ》
何をするにも反応が鈍く、時々不安になりますが、
与えた知識は必ず記録し、確実に吸収してゆきます。
図らずもこの二人が、過去の記事を立証する事例となりました。
指導する側にも、若干の問題があります。
諸先輩方は、とても懇切丁寧に指導しているとは言えません。
まず悪しき伝統として、面倒な雑用を押し付け、
連日、達成感の無い“反復作業”をさせています。
肝心の、職務に必要な技能については、
最小限の情報・・・いわゆる“端折った”手法だけを教えて、
最大限の理解を強要します。
しかし、ひとたびアフター5ともなれば、
自分の“縄張り”を連れ回して、
“悪い遊び”を手取り足取り教えるのです。
親睦を深めることは大いに結構ですが、
これで、優れた人材としての成長を期待することは、
「無謀」と言うほかありません。
つまり、希望に満ちた若者を腐らせるのは、先輩です。
この連鎖によって、日本の産業,経済,果ては司法,行政に至るまでが、
緩やかに弱体化してゆくようで、小生は憂慮しています。
新しい種子を芽吹かせるためには、
腐った実は地に落ちなければなりません。
小生、腐るつもりは毛頭ありませんが、
いずれの後輩にも、持てる技術と倫理の全てを伝えるべく、
精進してゆく所存と致します。


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